障がい者は身近な存在 まずは知り、行動することで、ハンディーキャップをゼロにする

キーワード


kayama01

加山興業 株式会社

業務管理部 部長 白井さん

マッチングの制度を高める職場実習

平成19年、養護学校から職場実習の依頼があり、受け入れたところ仕事の上ではなんの問題もなく、そのまま採用しました。当時から、あまり障がいを意識せず、特別なものではないと感じてます。

今でも採用の際には、実習制度を活用しています。身体障がい者と違い見た目では分かりにくいので、本人の特性や作業スキルを確認して、マッチングにつなげています。実習後には報告書を作成し、必ず先生の立ち合いのもと反省会を設けて振り返りを行っています。この春、豊川特別支援学校からも1名採用します。


地域の障がい者雇用のスペシャリスト
障害者就業・生活支援センターとの二人三脚

採用後の定着支援は、豊橋障がい者就業・生活支援センターの岩崎学園にお願いしています。家庭訪問だけでなく、当社の知らないところでも支援をしていただき、感謝しています。最初は支援機関を知らずにいたため、幾度かの失敗をして、その都度学んできました。多くの企業は、支援機関を活用するどころか、存在を知らないのではないでしょうか。

例えば、ケース会議では、仕事以外のことを、専門家の立場から保護者に説明していただくなど、うまく役割分担ができています。定着を目指す会社と本人にとって、支援機関という中立的立場のスペシャリストが、強い味方になってくれています。

個々に特性が違うなか、少しずつケガなくやってくれればいい程度に思っていましたが、慣れると自分で考えて工夫するようになる子もいます。障がい者だからといってひとまとめに見ることはよくありません。特性が違うことに対する、社会の理解の遅れは早く改善すべきだと考えています。

kayama02

障がい者雇用から学ぶ、人に伝える事の大切さ

廃棄物業界だけでなく社会全体として、人に伝えることや教えることが苦手な人が多いと思います。障がい者には、さらに手間も時間もかけて教えなくてはなりません。人に伝えることの難しさを感じつつどうすべきかを試行錯誤すると、相手に伝わらないのは自分にも非があると考えられ、いかにわかりやすく伝えるかの工夫も生まれます。コミュニケーションのスキルは確実に上がり、周りのサポート体制も充実します。

今、指導する立場の社員には、人に伝える講習など外部のセミナーに積極的に参加してもらっています。人に教えるためには、自分自身が仕事を理解していないと伝えられないため、さらに仕事への理解も深まります。

まずは行動してみることが大切です。行動しないと何も始まりません。分からないことは、本人にも学校にもはっきり聞いています。周りのサポートや配慮により、ハンディーキャップをゼロに近づけることは可能です。

kayama03

従事作業内容

廃棄物の仕分け、機械オペレーター

採用までのプロセス

  • 特別支援学校
  • 職場実習
    10~14日
  • 正式採用

活用した支援制度・機関

障害者就業・生活支援センター 特別支援学校


加山興業 株式会社

従業員数87名、うち障がい者数3名

所在地 愛知県豊川市南千両2-1
事業内容 産業廃棄物収集運搬業
産業廃棄物処分業
特別管理産業廃棄物収集運搬業
特別管理産業廃棄物処分業
一般廃棄物収集運搬業・処分業
解体業

kayama04