手作りのスタートにも関心は小さいまま。丁寧な仕事とふれあいで社内の理解を勝ちとり、工夫をかさね障がい者を戦力に変えた。

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リゾートトラスト株式会社

人事部・事務支援センター 稲熊さん

社内の関心は小さいまま、手作りの始動

障がい者雇用を始めたきっかけは、ハローワークから指導を受けたためです。

社内では「障がい者にできる仕事が思いつかない」と言われ、障がい者雇用を始めるのを知らない社員さえいた程でした。

業務内容は、ダイレクトメールやチラシの封入、宛名貼り、発送などから始め、精神の方にはPCを使ったアンケート入力と集計をしてもらいました。これまで派遣社員が行っていた作業を事務支援センターに回してもらい、手順書も手作りで始めました。


社内の理解を促進した、「丁寧な仕事」と「社員との触れ合い」

シュレッダーを使うと散らかしてしまうこともあります。当然、健常者も汚すことがあるのですが、道具を持参して掃除するようにしました。丁寧な仕事を徹底し、彼らもできるということを証明すると、初めは理解がなかった人も「自分たちがやるよりきれい」と仕事を出してくれるようになってきました。

頼られるようになると同時に「発達障がいの子たちはすごい。一般社員がやるよりもずっと正確に作業ができる」と言われるようになりました。細かいずれにも良く気付いてくれると、高い評価につながっています。

会議室の貸し出し管理を始めると、自然と社員の出入りが増えました。お互い顔が分かってきて、挨拶や会話が出来るようになると、今まで怖くてやらなかっただけの事が「自分にも出来るんだ」と分かったようでした。関心を持ってくれる社員も増えていきました。障がい者と健常者の社員同士が触れあうことで理解が促進され、仕事の幅も広がり始めました。

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ミスしない「工夫」で効率化
残業も減り障がい者はいないと困る存在に。

障がい者雇用は工夫次第。「どうせできない、失敗したから」と仕事を奪うことが一番よくありません。ミスをしたら、ミスを責めるよりミスをしない工夫をする方がずっと早く解決します。

チラシの三折りには、バインダーを加工した道具を障がいに合わせて用意。宛名シール張りでは、手が悪い方も正確に貼れるよう、クリアファイルをシールの形に切り抜くなどの工夫をしています。配慮は面倒と思われがちですが、障がい者が使いやすい物は、誰もが使いやすく、全体の効率化にも繋がります。

宛名は個人情報のため外部には頼めません。以前は社員が残業して片づけており、お子さんのいる女性などには大変な業務でした。しかし、今では、月に最低でも3~4万枚のDM全てを障がい者に任せており、納期も守ります。さらには、社員よりきれいに仕上げてくれるので、営業や他の部署の業務の負担を減らしてくれています。リゾートトラストで働く障がい者は戦力であり、いなくては困る大切な存在です。

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従事作業内容

ホテル清掃業務 ダイレクトメール パソコンによるデータ処理 書類の電子化など

採用までのプロセス

  • 職場見学
  • 職場実習
    (5日間)
  • 正式採用

活用した支援制度・機関

障害者就業・生活支援センター 障害者職業センター ハローワーク 就労移行支援事業所


リゾートトラスト株式会社

従業員数5,287名、うち障がい者数122名

所在地 名古屋市中区東桜2-18-31
事業内容 会員権事業 ホテルレストラン等事業 ゴルフ事業 メディカル事業 その他の事業

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